ホームページ作成 選び方・解説

飲食店・美容室のホームページをAIで作る|予約・地図・Googleビジネス連携まで

飲食店・美容室のホームページをAIで作る手順を解説。営業時間・地図・税込メニュー・予約導線などの必須要素、Googleビジネスプロフィールとの連携、予約サービスの料金と設置方法、構造化データ、薬機法・景品表示法の注意点まで整理します。

飲食店の厨房で調理するシェフ
この記事の目次
  1. 01飲食店・美容室のホームページに必要な要素
  2. 02ホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報をそろえる
  3. 03Googleマップを埋め込み、文章のアクセス案内を添える
  4. 04予約の受け方を選ぶ:料金の条件と設置方法
  5. 05店舗の目線でホームページ作成ツールを選ぶ
  6. 06AIで店舗ホームページを作る手順
  7. 07LocalBusiness構造化データで店舗情報を伝える
  8. 08美容室・飲食店の宣伝文で気をつけたい法律
  9. 09店舗ホームページのよくある質問
  10. 10まとめ:AIは下書き役、店の事実は人が管理する

飲食店や美容室のホームページは、AIを使えば文章やページの骨組みを短時間で用意できます。ただ、来店や予約につながるかどうかは、店名・住所・営業時間・地図・税込の料金・予約の入口が正確にそろい、Googleビジネスプロフィールと食い違っていないかで決まります。この記事では、店舗サイトに必要な要素、Googleマップと予約サービスのつなぎ方、ツールの選び方、AIに任せる範囲と人が確認する範囲を、公式情報に基づいて整理します。ツール選びから公開までの全体の手順はAIでホームページを作る方法(全体の手順)で解説しています。

30秒で分かる結論

店舗サイトは「正確な基本情報・予約の入口・Googleビジネスプロフィールとの一致」で作る

AIに任せてよいのは、ページ構成の提案と、メニュー説明やアクセス案内の下書きです。価格、アレルゲン、営業時間、キャンセル規定は店の事実なので、人が確認してから公開します。予約は外部の予約サービスを使えば、どのホームページ作成ツールでもリンクで設置できます。

基本情報店名・住所・電話・営業時間・税込料金を1枚の店舗情報シートに集める
予約の入口予約方法を1つに決め、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNSで同じURLを使う
一致と更新臨時休業や価格改定は、ホームページとプロフィールを同じ日に直す

飲食店・美容室のホームページに必要な要素

来店前の人がホームページで確かめたいのは、「今日開いているか」「どこにあるか」「いくらかかるか」「どう予約するか」です。次の要素を、トップページか、トップから1回のタップで届く場所に置きます。

店舗ホームページに載せる要素と、AIに任せられる範囲
要素書く内容(飲食店・美容室)AIの使い方と人の確認
店名・住所・電話番号看板と同じ店名、ビル名と階数、つながる電話番号AIに書かせず、店舗情報シートから転記する
営業時間・定休日ラストオーダーや最終受付の時刻、臨時休業や年末年始の予定人が入力する。変更時はGoogleビジネスプロフィールも同じ日に直す
地図・アクセス埋め込み地図、最寄り駅からの道順、目印、駐車場・駐輪場道順の文章はAIで下書きし、実際の道と照らし合わせる
メニュー・料金税込の総額、コースや施術の内容、所要時間、追加料金の条件説明文はAIで下書きできる。価格・量・時間は人が確認する
アレルギー・原材料(飲食店)主な原材料、対応できること・できないことAIに推測させない。仕入れ先の情報と実際の調理に基づいて人が書く
予約の入口予約ボタン、電話の受付時間、当日予約の可否予約機能か外部サービスのURLを設置し、スマホで動作を試す
写真外観、内観、料理、ヘアスタイル、スタッフ店で撮った写真を基本にする。AI生成画像を実物の料理やスタイルのように見せない
SNS・お知らせInstagramへのリンク、新メニュー、休業のお知らせ告知文の下書きにAIを使える。日付と内容は人が確認する
キャンセル規定・決済手段キャンセル料の有無と期限、使える支払い方法店のルールを人が書く。AIの文案をそのまま規定にしない
料金は税込の総額で表示します。国税庁は、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合、消費税額を含めた総額表示が義務付けられていると説明し、「11,000円(税込)」「11,000円(税抜価格10,000円)」などの表示例を示しています。なお、2026年9月15日に閣議決定された大綱で、2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間、飲食料品の消費税率を1%(国・地方合計)に引き下げる改正案が示されています。これはまだ法律ではありません。国税庁の特設サイトは、内容は今後法案が国会に提出され、可決・成立した場合のものだと説明しています(2026年10月17日確認)。同サイトのQ&Aでは、対象は現在税率8%の飲食料品と同じ範囲で、外食(店内飲食)と酒類は対象外(税率10%)とされています。テイクアウトや物販がある店は、法案の行方を確認しながら価格表示の見直しに備えてください。

ホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報をそろえる

Google検索やGoogleマップに表示される店舗情報は、Googleビジネスプロフィールで管理します。ホームページとプロフィールの内容が食い違うと、来店前の人はどちらが正しいのか判断できません。Googleのヘルプでは、ローカル検索の結果は主に「関連性」「距離」「知名度」で決まり、情報が充実していて正確なほど表示されやすいと説明されています。

なお、Googleビジネスプロフィールで作成できた無料のウェブサイト(business.site)は、Googleのヘルプコミュニティのガイドによると2024年3月に終了しています。ホームページは別に用意し、そのURLをプロフィールに登録します。

ウェブサイト

「https://」から始まる完全なURLを登録する

ウェブサイト欄には「http://」または「https://」を含む完全なURLを入力します。ヘルプでは、サイトでGooglebotがブロックされていないかの確認も案内されています。

リンク

メニューと予約のリンクを追加する

業種によっては「メニューを確認する」リンクや、「予約を取る」「席を確保する」などのリンクを追加できます。追加にはオーナー確認が必要です。

注意

予約リンクにSNSのURLは使えない

ローカルビジネスリンクには、ソーシャルメディア、メッセージのリンク、アプリストアのリンク、短縮URLを使えません。Googleの確認用クローラーがログインやCAPTCHAなしで到達できる、予約を完了できるページが必要です。

基本情報

店名・営業時間・電話番号を正確に

店名は看板などの実際の表記どおりにし、営業時間は祝日や臨時休業の特別営業時間も入れます。電話番号はメインに加えて最大2件まで、説明文は全角375文字以内でURLは入れられません。

Instagramのようなソーシャルメディアのリンクは、プロフィールのソーシャルメディアリンク欄に登録します(一部の地域のみ)。予約やメニューの入口としては、ホームページか予約サービスのページが必要です。ホームページとプロフィールで次の項目をそろえます。

  • 店名の表記、住所(ビル名・階数まで)、電話番号
  • 営業時間・定休日・特別営業時間(祝日、年末年始、臨時休業)
  • メニューと税込価格(プロフィールのメニューエディタは飲食業専用で、一部のみ提供)
  • 予約ページのURL、メニューページのURL、公式サイトのURL
  • 写真(同じ時期の外観・内観にする)

名称・住所・電話番号・営業時間・公式URLをそろえる考え方と、口コミへの対応は、SEO対策の解説のローカルSEOの章でも説明しています。

Googleマップを埋め込み、文章のアクセス案内を添える

地図はGoogleマップの共有機能で埋め込み用のHTMLを取得し、ホームページに貼ります。Googleマップのヘルプが案内するパソコンでの手順は次のとおりです。

  1. Googleマップで店舗を表示する

    パソコンでGoogleマップを開き、店名を検索して店舗の情報を表示します。

  2. 「地図を共有または埋め込む」を選ぶ

    メニューから「地図を共有または埋め込む」→「地図を埋め込む」を選び、「HTMLをコピー」を押します。保存済みの場所を含む地図や、距離を測定した地図は共有できません。

  3. ツールの地図パーツか埋め込み欄に貼る

    多くのホームページ作成ツールに地図の追加機能があります。たとえばWixはヘルプで、エディタの「パーツを追加」から地図を配置し、住所を登録する手順を案内しています。名称や手順は変わることがあるため、使うツールのヘルプで確認します。

  4. スマホで表示を確認する

    地図が画面からはみ出さないか、ピンの位置が店の入口と合っているか、地図の下のアクセス案内まで読めるかを確認します。

料金については、このヘルプの手順に料金やAPIキーの記載はありません。開発者向けの「Maps Embed API」は、Googleの公式ドキュメントで「無料・リクエスト数無制限」(APIキーが必要)とされています。一方、JavaScriptで動かす地図(Dynamic Maps)は月10,000回の無料枠を超えると従量課金です。制作会社に依頼したり自作のコードで地図を組み込んだりする場合は、どの方式を使うかを確認しておきます。

地図だけでは駅の出口や建物の入口までは伝わらないため、「〇〇駅2番出口から徒歩4分」「1階にコンビニがある建物の3階」のような文章を添えます。

予約の受け方を選ぶ:料金の条件と設置方法

ホームページで予約を受ける方法は、ホームページ作成ツールの予約機能を使うか、外部の予約サービスのURLを貼るかの2通りです。外部サービスなら、ホームページ作成ツールを乗り換えても同じ予約ページを使い続けられます。

店舗向け予約サービスの料金条件と設置方法(2026年10月16日に各社公式サイトで確認)
サービス料金の条件ホームページへの設置方法向いている店
Airリザーブフリー0円(簡易的な予約管理)、ベーシック月5,500円、スタンダード月11,000円(税込・月額固定、初期費用0円)ネット予約受付ページへのリンクを「予約ボタン」として設置。SNSには予約専用URLを投稿時間枠で予約を受ける美容室・サロン。無料から始めたい店
STORES 予約フリー0円(月間予約50件・予約ページ2つまで)。有料はスモール月9,790円(年間契約)/月12,980円(複数月契約)から(税込、最短3か月)予約カレンダーの埋め込み(iframe)か「予約する」ボタン。iframeを貼れないサイトには埋め込めない。埋め込みの対象プランは契約前に確認予約が少ないうちは無料で始め、空き状況をページ内に見せたい店
食べログ ネット予約店舗会員登録は無料。食べログ経由のネット予約は来店人数に応じた従量制(ディナー1人200円・ランチ1人100円、税抜)で、導入費・固定費0円食べログノートで発行する「ネット予約フォーム」のURLを自社サイトに設置。このフォーム経由の予約には従量料金がかからないとヘルプに記載すでに食べログに店舗ページがある飲食店
ホットペッパーグルメネット予約プランは掲載料・登録料無料。ネット予約1名150円(税抜)+ポイント付与料50ポイント(1ポイント1円)、7:00〜14:59の来店は40円+10ポイント自社サイトへの予約ボタンの設置方法は店舗向けページに記載なし。契約時に確認ホットペッパーグルメからの集客を重視する飲食店
ホットペッパービューティー(SALON BOARD)SALON BOARDの利用料は無料だが、ホットペッパービューティーへの掲載が必要。掲載料は非公開(問い合わせ制)「サロンダイレクト」で自社ホームページ用のネット予約URLを発行(リンク方式)ホットペッパービューティーに掲載している美容室
Wix ブッキングサイトへの追加は無料だが、予約の受付には有料プランが必要。料金ページではスモールビジネス(月2,300円の表示・税別)以上に予約機能の記載Wixで作ったサイト内に予約ページを置くWixでサイトを作り、予約と決済を同じ管理画面で扱いたい店
ペライチ予約ビジネスプラン(月契約で月4,378円・税込)以上で利用可。事前決済の手数料はビジネス6.0%〜ペライチで作ったページ内に予約を設置ペライチで作り、事前決済付きの予約を受けたい店

料金は改定されることがあり、ホットペッパーグルメは手数料を変更する場合、1か月前にメールで通知すると案内しています。契約前に各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。

Googleマップからの予約(Googleで予約)

Googleビジネスプロフィールでは、[予約]から提携する予約管理サービス(プロバイダ)を選んで連携できます。Googleの公式パートナー一覧(国別の絞り込みがない全世界分)には、STORES、TableCheck、Toreta、EPARK、Kanzashi、Square Appointmentsなど日本のサービス名があります。2026年10月16日の確認時点では、ホットペッパー、食べログ、Airリザーブ、ペライチ、Wixは一覧に見当たりませんでした。一覧の「STORES」が「STORES 予約」と同じものかは明記されておらず、プロバイダから料金を請求される場合もあります。連携しない場合でも、自社の予約ページのURLを予約リンクとして追加できます。

店舗の目線でホームページ作成ツールを選ぶ

店舗サイトでは、デザインの好みより「予約」「地図」「メニューの更新しやすさ」でツールを絞ると迷いません。主なツールの違いを公式情報から整理しました。

店舗サイトに必要な機能で見たツールの違い(2026年10月16日に各社公式サイトで確認)
ツール予約地図・更新料金の目安
WixWix ブッキング(有料プラン)。AIサイトビルダーは業種に応じて予約などの機能を自動で追加すると案内地図パーツあり。AIでセクション(地図・フォームなど)を生成できるスモールビジネス月2,300円の表示(税別、利用期間分を一括払い)
Jimdo AIビルダー予約機能の記載なし。HTML埋め込みが使えないため、外部予約ページへのリンクで対応公式の機能紹介でGoogleマップの埋め込みを案内。スマホのブラウザから作成・編集できるStart月1,290円(税込・12か月契約の月額換算)
ペライチペライチ予約(ビジネス以上)。事前決済にも対応Googleマップを埋め込む地図ブロックがヘルプで案内されている。HTML埋め込みはレギュラー以上ビジネス月4,378円(税込・月契約)。無料プランでは公開できない
STUDIO予約機能の記載は確認できず。外部予約ページへのリンクで対応埋め込みコードで地図を表示する方式。編集はパソコンのChromeのみ独自ドメインはMini月590円から(年払い・税込)
グーペオンライン予約受付はスタンダードのみ。AI機能の記載なし店舗向けのサイト作成サービススタンダード月3,993円(12か月契約)、初期費用3,630円(税区分の記載なし)
WordPress予約プラグインで構築テーマとプラグインで自由に作れるが、更新と保守は自分で行うレンタルサーバー代とドメイン代

料金は各社の表示条件のまま載せているため、税込・税別や契約期間がそろっていません。表を踏まえた編集部の判断は次のとおりです。

判断

予約と決済も1か所で管理したいならWix

AIでサイトの土台を作り、Wix ブッキングで予約と決済まで同じ管理画面で扱えます。予約の受付には有料プランが要ります。詳しくはWix AIでホームページを作る流れと料金で解説しています。

判断

早く公開して予約は外部に任せるならJimdo

質問に答えて土台を作り、スマホからも更新できます。予約はAirリザーブやSTORES 予約などのURLへリンクする形です。

判断

日本語の予約と事前決済をまとめるならペライチ

ビジネス以上のプランで、ページ作成と予約・事前決済を1つのサービスで扱えます。JimdoとペライチのAI機能や料金の違いはJimdo AIビルダーとペライチの比較で整理しています。

判断

集客サイトの予約を使うならリンクできれば十分

食べログやホットペッパーの予約を主に使う店は、予約URLを目立つ場所に置けるツールであれば足ります。日本語の自然さ・無料枠・独自ドメインで全体を比べるならAIホームページ作成ツール比較を確認してください。

STUDIOは2026年10月16日に、不正アクセスによる情報流出に関する第一報を公表しています(登録している全顧客が対象の可能性があるとしています)。利用中・検討中の場合は公式の続報を確認してください。ツールとしての向き不向きはSTUDIO AIの使い方と向き不向きで扱っています。

ブログで情報を発信したい、複数店舗を管理したい、予約の流れを細かく作りたいといった段階になったら、WordPressとレンタルサーバーも候補になります。サーバーは個人向けレンタルサーバーの比較、予約の要件整理はWordPress予約プラグインの選び方、問い合わせ窓口はWordPressお問い合わせフォームの作り方で解説しています。

AIで店舗ホームページを作る手順

ツールが決まったら、次の順で進めます。AIに渡す情報を先にそろえておくと、生成された文章を直す手間が減ります。

  1. 店舗情報シートを作る

    店名、住所、電話番号、営業時間、メニューと税込価格、予約URL、キャンセル規定、決済手段、SNSのURLを1つのファイルにまとめ、これを正本にして各所へ転記します。

  2. ツールのAIで骨組みを作る

    業種、店の雰囲気、必要なページ(トップ、メニュー、アクセス、予約)を伝えて土台を作ります。仮の文章・写真・価格はすべて差し替える前提です。

  3. メニュー説明とアクセス案内をAIで下書きする

    下のプロンプト例のように、事実を渡したうえで文章だけを整えてもらいます。足りない情報をAIに推測させないことが大切です。

  4. 価格・アレルゲン・営業時間を人が確認する

    Googleは、生成AIは事実を調べるのではなく可能性の高い言葉の並びを予測するため誤りが混じり得るとして、公開前に人が事実確認するよう案内しています。価格、量、所要時間、原材料、営業時間は店舗情報シートと1項目ずつ照合します。

  5. 予約・地図・電話のリンクをテストする

    スマホから予約を1件入れて取り消す、電話番号をタップして発信画面が開くか確かめる、地図のピンが入口と合っているかを見る、の3点を公開前に行います。

  6. Googleビジネスプロフィールを更新する

    ウェブサイトのURL、予約リンク、メニューリンク、営業時間をホームページと同じ内容にします。

  7. 更新のルールを決める

    臨時休業や価格改定のとき、ホームページ・プロフィール・SNSを誰が同じ日に直すかを決めます。

プロンプト例:飲食店のメニュー説明

以下はAIに渡す指示の例です。店の事実に置き換えて使い、出力はそのまま公開せずに確認してください。

あなたは飲食店のメニュー説明を書く担当です。
次の事実だけを使い、各料理に60字前後の
説明文を書いてください。
・書かれていない食材、産地、効果は足さない
・「絶品」「日本一」などの言葉は使わない
・分からない点は【要確認】と書く

店の種類:住宅街の小さな洋食店
料理1:ハンバーグ定食 1,280円(税込)
 牛豚合挽き、デミグラスソース、
 ライス・味噌汁付き
料理2:オムライス 1,100円(税込)
 ケチャップライス、卵3個使用

プロンプト例:アクセス案内

次の情報から、初めて来る人向けの
アクセス案内を150字以内で書いてください。
駅から順番に説明し、情報にない目印や
所要時間は書かないでください。

最寄り駅:〇〇線〇〇駅 2番出口
道順:出口を出て右、大通りを直進
目印:角にコンビニ、その2軒先
所要時間:徒歩4分
入口:ビルの1階、青い看板
駐車場:なし

プロンプト例:美容室のメニュー説明

美容室のメニュー説明を各80字以内で書いてください。
料金(税込)と所要時間は変えずに載せます。
髪や頭皮への効果は、次のメモにある範囲を
超えて書かないでください。

カット 4,400円(税込)約60分
 シャンプー・ブロー込み
カラー 6,600円(税込)約90分
 メモ:明るさと色味を相談して決める
お客様の個人情報はプロンプトに入れません。個人情報保護委員会は、個人データを含むプロンプトを入力する場合、利用目的の範囲内か、提供事業者が機械学習に利用しないかなどを確認するよう注意を呼びかけています。予約者名簿やカルテの内容は、ホームページの下書きには不要です。

テンプレートのまま公開してしまう、予約や問い合わせの導線が見つけにくいといった、AI任せで起きやすい失敗と直し方はAIホームページ作成の失敗例と対処法にまとめています。

LocalBusiness構造化データで店舗情報を伝える

構造化データは、ページに書いた情報の意味を検索エンジンに伝えるための記述です。GoogleのLocalBusinessのドキュメントでは、必須プロパティはname(店名)とaddress(住所)の2つです。推奨プロパティとして、openingHoursSpecification(営業時間)、telephone(国番号と市外局番を含む電話番号)、url、geo(小数点以下5桁以上の緯度経度)、priceRange(100文字未満)、飲食店向けのmenuとservesCuisineなどが挙げられています。

  • 型は「できる限り具体的なLocalBusinessのサブタイプ」を使うよう案内されており、飲食店ならRestaurantが例に挙がっています。
  • 美容室を表すHairSalonはschema.orgで定義された型(LocalBusiness>HealthAndBeautyBusiness>HairSalon)ですが、GoogleのLocalBusinessドキュメントには記載がありません。
  • 構造化データはページに表示されている内容と一致させます。見えない情報をマークアップしないこと、ガイドライン違反は手動対策の対象になることがGoogleのガイドラインに書かれています。
  • Googleは、構造化データを使う機能が検索結果に必ず表示されるとは限らないと明記しています。

次は飲食店の例です。店名・住所・電話番号・緯度経度はすべて架空の値です。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Restaurant",
  "name": "洋食キッチン〇〇(例)",
  "url": "https://example.com/",
  "telephone": "+81-3-0000-0000",
  "address": {
    "@type": "PostalAddress",
    "streetAddress": "〇〇1-2-3 〇〇ビル1階",
    "addressLocality": "〇〇区",
    "addressRegion": "東京都",
    "postalCode": "000-0000",
    "addressCountry": "JP"
  },
  "geo": {
    "@type": "GeoCoordinates",
    "latitude": 35.00000,
    "longitude": 139.00000
  },
  "openingHoursSpecification": [{
    "@type": "OpeningHoursSpecification",
    "dayOfWeek": ["Tuesday", "Wednesday", "Thursday",
                  "Friday", "Saturday", "Sunday"],
    "opens": "11:30:00",
    "closes": "21:00:00"
  }],
  "menu": "https://example.com/menu/",
  "servesCuisine": "洋食",
  "priceRange": "¥1,000〜¥2,000"
}
</script>

営業時間はhh:mm:ssの形式で書きます。深夜0時をまたぐ営業の書き方などの細かな規則は、Googleのドキュメントで確認してください。

ツール側の対応は分かれます。Wixは公式のSEO機能一覧で、構造化データの自動付与とJSON-LDでの独自マークアップの追加に対応すると案内しています。Jimdo AIビルダー、ペライチ、STUDIOでは、独自のJSON-LDを追加する方法を公式ヘルプで確認できませんでした。追加できない場合も、ページに店舗情報を文章で正確に書き、Googleビジネスプロフィールを整えることが先です。追加した場合は、公開後にGoogleのリッチリザルト テストで確認します。

Googleの生成AI機能向けのガイドでも、ローカルビジネスではGoogleビジネスプロフィールが、AIによる回答と通常の検索結果の両方での表示に役立つと説明されています。書き方と検証の詳細は構造化データの解説、AI検索で店舗の情報が正しく伝わる状態の作り方はAI検索時代のホームページ対策で扱っています。

美容室・飲食店の宣伝文で気をつけたい法律

AIの文案には、根拠のない強い言葉が混じることがあります。公開前に次の4点を確認してください。ここで紹介するのは一般的な注意点で、個別の表現が問題になるかどうかは専門家や所管の窓口に確認してください。

薬機法

店販品の効能効果を書くとき

シャンプーやトリートメントなどの化粧品・医薬部外品の広告では、薬機法で、名称・製造方法・効能効果・性能についての虚偽・誇大な広告が禁止されています(第66条)。「髪が生える」「頭皮の病気が治る」のような表現は避け、厚生労働省の医薬品等適正広告基準なども確認します。違反には罰則や課徴金制度があります。

景品表示法

「地域No.1」「満足度98%」と書くとき

品質を実際より著しく優良に見せる表示(優良誤認)や、価格などの条件を著しく有利に見せる表示(有利誤認)は禁止されています。効果・性能の表示は、消費者庁から合理的な根拠資料の提出を求められ、出せなければ不当表示とみなされる仕組みがあります。裏付けのない順位や数字は書きません。

ステマ規制

口コミや「お客様の声」を載せるとき

2023年10月1日から、広告であることを隠した表示は景品表示法違反です。規制の対象は広告主である店です。特典と引き換えに書いてもらった投稿などを紹介する場合は、広告であることが分かるようにします。AIに架空の「お客様の声」を書かせて載せることもしません。

特定商取引法

ネットで売るとき

通信販売(インターネットなどで広告し、インターネットや電話などで申込みを受ける取引)には、価格と送料、支払時期と方法、引渡時期、返品の扱い、事業者の氏名(名称)・住所・電話番号などの表示義務があります。店販品、回数券、ギフト券、事前決済の予約などをネットで販売する場合は確認が必要です。

予約だけを受け付けて代金は店頭で払う場合に特定商取引法の表示が必要かどうかは、編集部が確認した消費者庁の資料では明示されていませんでした。自己判断で「不要」と決めず、消費者庁の資料を確認し、迷う場合は専門家に相談してください。

店舗ホームページのよくある質問

Instagramがあればホームページは要りませんか?

Googleビジネスプロフィールの予約やメニューのリンクには、ソーシャルメディアのURLを使えません。メニュー・税込料金・予約の入口を店が管理できる場所に置くために、ホームページがあると便利です。Instagramの投稿は、Metaの仕様では公開アカウントの投稿・リール・プロフィールを埋め込めますが、非公開や埋め込みを無効にしたアカウント、ストーリーズは対象外です。

無料で店舗サイトを作れますか?

Wixの無料プランは独自ドメインを接続できず、Wixのバナーが表示され、予約の受付には有料プランが必要です。ペライチは2025年10月から無料プランで公開できるページが0です。Jimdo AIビルダーのFreeは5ページまで公開できますが、広告が表示されます。予約はAirリザーブやSTORES 予約の無料プランから始める方法もあります。無料プランの制限は無料で使えるAIホームページ自動生成ツールと「無料の落とし穴」で詳しく扱っています。

食べログやホットペッパーに載っていれば、自社サイトは要りませんか?

掲載サイトの表示内容や手数料は、そのサービスの条件で決まります。自社サイトは、店が自分で管理できる情報の正本になります。食べログの場合、食べログノートで発行する「ネット予約フォーム」を自社サイトに置くと、そこからの予約には従量料金がかからないとヘルプに書かれています。

予約サービスを複数使ってもよいですか?

使えますが、同じ席や時間枠を別々のサービスで受けると重複予約が起きるおそれがあります。枠を1か所で管理できるかを各社に確認し、ホームページでは主な予約の入口を1つにして目立たせます。

まとめ:AIは下書き役、店の事実は人が管理する

飲食店・美容室のホームページは、店舗情報シートを正本にして、税込の料金、営業時間、地図とアクセス案内、予約の入口をそろえることから始めます。AIはページ構成やメニュー説明、アクセス案内の下書きに使い、価格・アレルゲン・営業時間・キャンセル規定は人が確認します。

  • ホームページとGoogleビジネスプロフィールで、店名・住所・電話・営業時間・予約URLを一致させる
  • 予約は外部サービスかツールの予約機能のどちらかに絞り、入口を1つにする
  • LocalBusiness構造化データは、表示内容と一致させたうえで追加する
  • 宣伝文は薬機法・景品表示法・ステマ規制の観点で見直し、ネット販売をするなら特定商取引法の表示を確認する

参照した公式資料 / Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ビジネス プロフィールを編集する / Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ローカル ビジネスリンク / Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ローカル ビジネスリンクのポリシー / Google ビジネス プロフィール ヘルプ:予約の設定 / Google:Googleで予約のパートナー一覧 / Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ローカル検索結果のランキングを改善する / Google ビジネス プロフィール コミュニティ:ウェブサイト機能の終了に関するガイド / Google マップ ヘルプ:地図を共有、埋め込む / Google Maps Platform:Maps Embed API Usage and Billing / Google Maps Platform:料金表 / Google 検索セントラル:ローカルビジネス(LocalBusiness)の構造化データ / Google 検索セントラル:構造化データに関する一般的なガイドライン / Google 検索セントラル:生成AI機能向けの最適化ガイド / Google 検索セントラル:生成AIによるコンテンツの使用に関するガイダンス / Schema.org:HairSalon / Meta for Developers:Instagram oEmbed / リクルート:Airリザーブ / STORES:STORES 予約 料金 / STORES:予約カレンダーの埋め込み / 食べログ:食べログネット予約 / ホットペッパーグルメ:掲載のご案内 / SALON BOARD:機能紹介 / Wix ヘルプセンター:Wix ブッキングについて / Wix:料金プラン / Wix ヘルプセンター:Google マップを追加・設定する / Wix:高度SEO機能一覧 / Jimdo:料金プラン / Jimdo:機能紹介 / ペライチ:ペライチ予約 / ペライチ:料金プラン / STUDIO:料金プラン / STUDIO:不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお願い(第一報) / GMOペパボ:グーペ / 国税庁:No.6902「総額表示」の義務付け / 国税庁:消費税率引下げ特設サイト(改正案の説明資料・Q&A) / 消費者庁:特定商取引法ガイド(通信販売) / 消費者庁:景品表示法の表示規制 / 消費者庁:ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制 / 厚生労働省:医薬品等の広告規制について / 個人情報保護委員会:生成AIサービスの利用に関する注意喚起等 /

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