共用サーバーかVPSかは、用途で分かれる。
診断は、「主な用途」の選択から、共用のレンタルサーバーとVPSのどちらを候補にするかを決めます。
| 主な用途 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| WordPress、HTML・会社サイト | レンタルサーバー | OSの管理を任せられる共用環境が候補です |
| 独自API・常駐処理、Dockerアプリ、複数コンテナ+DB | VPS | 独自のアプリを実行できる環境が必要です |
| 未定・わからない | 用途の確認が必要 | 独自プロセス・Docker・管理者権限が必要かを確認します |
WordPressは、それだけでVPSが必要になる用途とは扱いません。ただし、共用サーバーで注文・決済・会員データを扱うECサイトは、候補を出さず、注文数・決済・負荷とサポート条件を個別に確認するよう案内します。
VPSの場合は、Linuxの更新・監視・障害対応を担当できるかも尋ねます。担当できるなら「VPS」、そうでなければ「VPS+運用代行を検討」と表示します。
メモリの目安は、この式で出す。
VPSのメモリは、次の式で見積もります。編集部の仮定による初期検討の目安で、実際の必要量を保証するものではありません。
必要メモリ =(OS 0.75GB + アプリ・コンテナ数 × 0.5GB + DB 1GB)× 1.3 × 負荷係数
- DBの1GBは、同じVPSでDBを動かす場合だけ加えます
- 1.3は、余裕として見込む30%です
- 負荷係数は、検証・小規模と未確認が1、継続的なアクセス・中程度が1.5、集中アクセス・重い処理が2です
- 結果は、2・4・8・16・32・64・128GBのうち、必要量以上で最も小さい値に切り上げます
計算の例です。
| 条件 | 計算 | メモリの目安 |
|---|---|---|
| アプリ1個、DBなし、負荷は検証・小規模 | (0.75 + 0.5)× 1.3 = 1.625GB | 2GB |
| アプリ2個、DBも同じVPS、負荷は検証・小規模 | (0.75 + 1 + 1)× 1.3 = 3.575GB | 4GB |
| 上と同じ構成で、集中アクセス・重い処理 | 3.575 × 2 = 7.15GB | 8GB |
DBや負荷が未確認のときは、DBなし・小規模という仮定による暫定値になり、その旨が結果に表示されます。
vCPUとディスクの目安も、同時に出す。
- vCPU:2コアから。集中アクセス・重い処理を選ぶと、4コアからです
- ディスク:現在のデータ容量の2倍を、10GB単位に切り上げます。最低は25GBです。たとえば30GBなら60GB、5GBなら25GBです
データ容量は、未入力ならWordPressのサイトヘルス情報を解析した総容量を使います。解析のしかたはWordPressサイトヘルス解析で確認できます。
候補は、条件を満たすVPSから並べる。
メモリ・vCPU・ディスクがすべて目安以上で、月額予算の範囲に収まるVPSを、5年間のサーバー料金が安い順に並べます。予算の判定には、初回契約と更新契約の月額換算のうち、高いほうを使います。候補は、診断に掲載しているVPSプランの中から選びます。広告報酬は、判定にも候補の順にも使いません。
目安を満たすプランが掲載にないときは、候補を出さず、予算や用途の見直しか個別の設計を案内します。
よくある質問に、答えます。
WordPressでも、VPSが必要になりますか?
診断では、WordPressは共用サーバーの用途として扱います。独自のアプリやDockerを同じ環境で動かす、管理者権限が必要、といった場合にVPSを検討します。
「VPS+運用代行を検討」と表示されるのはなぜですか?
Linuxの更新・監視・障害対応を担当できる体制が確認できない場合です。VPSはOSの管理を自分で行うため、担当者を決めるか、運用代行を検討してください。
表示されたメモリで足りますか?
足りるとは断定できません。メモリやvCPUは初期検討の目安です。アプリの実測メモリ・CPU使用率・同時処理数を負荷試験で確認し、増強できる構成を選んでください。
あわせて読む、関連ガイド。
- VPSとは?:仕組み・料金・選び方・始め方
- サーバー容量の目安と選び方:WordPressは何GB必要か
- レンタルサーバーとは?:共有・VPS・専用・クラウドの違い