抜群の安定感で静かに強力にビジネスをサポートする。
KDDIグループが運営するCPIレンタルサーバー は、稼働率100%を保証する超安定サーバーです。個人でも使えるものの、法人向けな機能やサービスが充実していることもあり、利用者の95%が法人です。
優れたサーバーとはいえデメリットもあります。この記事では、CPIの特徴とWordPressの始め方を解説しました。
中小企業・法人向けサーバーを比較したい
個人向けサーバーを探しているなら、「開発会社が選ぶWordPressレンタルサーバー29社比較とおすすめ3選」をお読みください。
CPIの評判:安定した法人向けサーバー
「CPIレンタルサーバー 」は、KDDIグループのホスティング専門ブランド。
高価格です。しかし、充実したバックアップと万全のサポート体制は、中小企業のみならず大企業の求める厳しいサーバー基準にも応えられます。
サーバー種類 | 共用レンタルサーバー / マネージド専用サーバー / root権限付 専用サーバー |
月額料金(12ヶ月契約時) | 4,840円* |
初期事務手数料 | 無料* |
ドメイン(.jp) | 取得8,800円 / 更新5,500円 |
サポート | 平日10:00-18:00 月額990円で24時間365日対応 |
稼働率 | 100%保証 |
サーバー容量 | Web300GB / メール200GB* |
セキュリティ対策 | WAF / Web改ざん通知(有料) |
SSL | CPI SSLサーバー証明書 無料 |
バックアップ/復元 | 30世代バックアップ / 復元無料 |
メールアカウント作成数 | 無制限 |
メールセキュリティ対策 | ウイルスチェック / スパムメールチェック / スパムメール件名表示 / スパムメール自動振分 / STARTTLS / メールご送信防止Active! gate |
サーバー/Webサイト移行代行 | 一部代行無料 / 完全代行283,800円 |
WordPress簡単インストール | ◯ |
CDN | 有料 |
CPIの5つの特徴
稼働率100%保証
CPIレンタルサーバー は稼働率100%を保証しています。サーバーが非常に安定しているため、サイトが表示できなくなる問題を避けられます。特に法人ホームページやサービスサイトの表示が不安定だとビジネスにも悪影響です。
しかし、CPIならそういう心配がありません。
★ 初心者必見!レンタルサーバーの稼働率とSLAを理解しよう
仮にCPIを利用中にWebサービスやメールサービスが使えなくなった場合は、稼働率に応じた金額が返金されます。
Webとメールのサーバーを分けたリスク分散
CPIレンタルサーバー は、Webサーバーとメールサーバーを別にすることで、リスク分散した仕組みを導入しています。こうすることで、一方のサーバーで起きたトラブルが他方のサービスに影響することはありません。
例えば、運営しているホームページのアクセスが急増したとします。Webサーバーに負荷がかかり、一時的にホームページの表示が遅くなる場合があります。でも、メールサーバーを分散していれば、そのような時にメールが届きにくくなることはありません。
法人にとってお客様との連絡手段であるメールが不安定になるのは、信用問題に発展しかねません。ですから、CPIのリスク分散サーバーは法人として非常にありがたいサービスと言えます。
30世代バックアップ
CPIレンタルサーバー は30世代バックアップが提供されています。バックアップがあれば、トラブルが起きてもバックアップデータを復元させることで、トラブル前の状態に戻せます。
誤操作によるデータ消去、サイバー攻撃によるデータ改ざんなどのトラブルはいつか起き得るものです。CPIなら、30世代という膨大なバックアップデータを保管できます。ですから、たとえトラブルに気付いたのが遅くても、たいていは元通りに復元できます。
高セキュリティなWAF搭載
CPIレンタルサーバー は、最新のセキュリティ機能WAFを搭載しています。無料で使えます。WAFはWebアプリの弱さを突いた攻撃を避けるセキュリティです。
安価なサーバーの場合、WAFは有料オプションとして提供される場合がありますが、CPIなら標準搭載でお得です。
オプションで24時間365日対応のサポートに強化できる
CPIレンタルサーバー はオプションで24時間365日のサポートに強化できます。CPIは、通常平日10時から18時にメールでサポートに対応しています。
月額料金990円の「24時間365日 TEL&メールサポート」に申し込むと、24時間365日のメールサポートを受けられます。2021年9月以降は電話サポートが停止中です。ただし内容によっては、CPIが電話で折り返しサポートをしてくれる場合もあります。
法人のホームページ運営やメール運用で問題が起きると、できるだけ早く解決しなければなりません。このオプションを利用すれば、社内に詳しい人がいなくても、いつでもCPIに困り事を解決してもらえます。
CPIは高めな料金設定がデメリット
CPIレンタルサーバー は法人向けに多機能高サービスなため、料金がやや高めです。次の条件で法人向け他社サーバーと比べました。
- 初期事務手数料
- サーバーを12ヶ月契約
- ドメイン代1年分の費用
- WordPressを使える最安値プラン
サーバー会社 | 1年間の費用 |
---|---|
CPI | 64,680円 |
iCLUSTA+ | 21,550円 |
エックスサーバービジネス | 66,660円 |
さくらのレンタルサーバ ビジネス | 31,830円 |
ヘテムル | 23,499円 |
比較してみると法人向けサーバーとして、やや高い部類に入ります。法人向けサーバーの安心なサービスを使いたいけど、サーバー代を安く抑えたいなら、他社サーバーを検討したほうがよいでしょう。
CPIに似ているサーバー2社と比べる
CPIと似ているサーバー2社を比較しました。
エックスサーバービジネス
Xserverビジネス は、CPIとほぼ同額で利用できる法人向けサーバーです。CPIは共用サーバーのプランは1種類ですが、エックスサーバービジネスは3種類あります。そのため、事業や運営サイトの成長に合わせたプラン調整をしやすい点が魅力的です。
ただし、自動バックアップとテスト環境構築では、CPIが優れています。普段使いの機能性や安心感では、CPIがより優れています。
比較内容 | CPI | エックスサーバービジネス |
---|---|---|
初期事務手数料 | 無料 | 16,500円 |
サーバー代 12ヶ月契約 | 月額4,840円 | 月額4,180円 |
ドメイン代 | .com 6,600円 | 契約中永久無料 |
転送量 | 無制限 | 無制限 |
容量 | SSD 500GB | NVMe SSD 300GB |
年間費用 | 64,680円 | 66,660円 |
さくらのレンタルサーバ ビジネス
さくらのレンタルサーバ ビジネス は、CPIより安価に使える法人向けサーバーです。
ただし、さくらのレンタルサーバは特別なサポートプランなどが用意されていません。CPIは24時間365日対応するオプションが用意されています。いつでも緊急対応で連絡できる安心感では、CPIが優れています。
比較内容 | CPI | さくらのレンタルサーバ ビジネス |
---|---|---|
初期事務手数料 | 無料 | 無料 |
サーバー代 12ヶ月契約 | 4,840円 | 月額2,420円 |
ドメイン代 | .com 6,600円 | .com 2,750円 |
転送量 | 無制限 | 無制限 |
容量 | SSD 500GB | SSD 600GB |
年間費用 | 64,680円 | 31,830円 |
今すぐCPIでWordPressのホームページを始める5ステップ
- STEP.1公式サイト CPI にアクセス
公式サイトトップページの「今すぐ申し込む」をクリックします。
- STEP.2契約申込み
まず、契約期間です。12ヶ月契約/一括払いがおすすめです。初期費用が発生しません。「CPIサービス利用約款およびその他各種約款」「プライバシポリシー」について「同意する」にチェックします。
ドメイン選択です。新規ドメインであれば、好きな文字列を入力し検索します。取得できるなら、「オプション選択へ」に進んでください。
SSLサーバー証明書です。無料で使えるCPI SSLをおすすめします。SSLは最も基本的なインターネットセキュリティなので、必ずいずれかを申込みましょう。
以下のオプションから必要なサービスを申込みましょう。
- Web改ざん通知
- 外部バックアップサービス
- メール誤送信防止(Active! gate)
- Webメール(Active! mail)
- クラウド型グループウェア(iQube+)
- 24時間365日 TEL&メールサポート
入力できたら「プラン契約情報へ」をクリックしてください。
法人名や担当者メールアドレスなどのプラン契約の詳細を入力します。
すべての内容を確認し申込みましょう。
申込完了後すぐに注文内容の確認メールが届きます。その後、請求書が届きます。
CPIがサーバー設定してくれるので、しばらく待ちましょう。コントロールのログインIDやパスワードなどがメールで届きます。
- STEP.3WordPressのインストール
コントロールパネルの「Web」の「公開サイト」から「簡単インストール」の「WordPress」へと進んでください。
インストール先ディレクトリを指定します。「ご利用事項に同意の上」にチェックを入れ、「インストールする」をクリックしてください。
4つのURLが表示されるので、どれか1つを選びクリックしてください。
「さぁ、始めましょう!」をクリックし、以下のWordPress設定をします。
- データベース名: そのまま
- ユーザー名: なんでもOK
- パスワード: なんでもOK。後から簡単に変更できる
- デーtベースのホスト名: そのまま
- テーブル接頭辞: そのまま
「送信」をクリックし、「インストール実行」をします。
さらに、WordPressの管理情報を登録します。
- サイトタイトル: なんでもOK。後から簡単に変更できる
- ユーザー名: なんでもOK。
- パスワード: なんでもOK。できるだけ複雑に
- メールアドレス: 普段遣いのメールアドレス。法人なら会社メールがおすすめ
- 検索エンジンでの表示: 公開したいならチェックを入れない
管理情報を入力できたら、「WordPressをインストール」をクリックします。ユーザー名とパスワードはログイン時に使うので、必ずメモしましょう。
「成功しました!」と表示されたら「ログイン」をクリックし、ユーザー名とパスワードを使ってログインしてください。
- STEP.4WordPress初期設定
WordPressにログインしてください。
※「このサイトにアクセスできません」と警告表示がされる場合は、DNS設定が反映されていません。これは待つしかないため、1時間おきにログインを試しましょう。
パーマリンク設定をしましょう。WordPress管理画面の「設定」から「パーマリンク設定」に進みます。「投稿名」を選びましょう。選択したら「変更を保存」してください。
「投稿名」にすると、記事を投稿する際のURLに好きな文字列を入力できるようになります。記事内容をイメージできる短い文字列にすると、ホームページを見る読者が見やすいのでおすすめです。長すぎると「あぶないサイトなのでは?」と不安になる人もいます。
- STEP.5プラグイン導入
再びWordPress管理画面に戻り「プラグイン」から「新規追加」に進み、必要なプラグインを導入します。
導入したいプラグインを検索で見つけたら、「今すぐインストール」し「有効化」してください。その後は、それぞれのプラグインの説明に沿って進めましょう。
セキュリティ、バックアップのプラグインは必ず導入してください。
プラグインも導入できたら、これでWordPressホームページの準備万端です!
まとめ
「CPIレンタルサーバー 」は、KDDIグループのホスティング専門ブランド。
高価格です。しかし、充実したバックアップと万全のサポート体制は、中小企業のみならず大企業の求める厳しいサーバー基準にも応えられます。
CPIレンタルサーバー は、稼働率100%保証の安定した法人向けサーバーです。やや高めな料金であるものの、充実したバックアップ機能やセキュリティ機能など、法人に必要な機能がしっかり揃っています。
ぜひお試しください。